オフィス移転の様々な場面で遭遇する『〇〇〇って何?』の疑問や『専門用語』『独特な言い回し』などオフィス移転に関わる用語を解説しています。

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

床荷重

床荷重とは、1㎡あたりの床が耐えられる重さのこと。建築基準方施行令第85条(積載荷重)により、建築物の用途により最低限の積載荷重が決められている。事務室は2,900N/㎡となっている。床荷重を概算計算すると1kgf=9.8N、2,900÷9…

普通借家契約

普通借家契約とは、正当事由制度により借家権を保護する借家関係であり、正当事由制度により更新拒絶・解約申入れを制限する従来型の借家関係のこと。これに対し、平成11年の借地借家法の改正により創設された正当事由制度の適用がなく、期間の満了によっ…

内覧(内見)

内覧(内見)とは、賃貸事務所を探す際に、募集している物件を実際に見学に行くこと。外観のみならず、室内を見に行くこと。賃貸事務所の場合は、ビルオーナーや管理会社などが内覧(内見)時に立会いをすることが多いので日程の調整が必要な場合がある。1…

執務室(執務室面積)

執務室とは、いわゆる大部屋の執務スペースのこと。オフィス全体の面積から会議室や応接室など間仕切りされた個室を除いた部分のこと。この面積を執務室面積と呼ぶ。オフィス面積の定義のひとつである。 その他、オフィス面積には、役員専用面積、個室執務面…

定期借家契約(定借)

定期借家契約とは、平成11年の借地借家法の改正により創設された正当事由制度の適用がなく、期間の満了によって確定的に終了する借家契約のこと。従来の正当事由制度により借家権を保護する借家契約を普通借家契約と呼ぶ。日本の借家契約には、従来の一般…

償却(敷引き)

償却(敷引き)とは、賃貸借契約の締結時に預託した敷金や保証金の中から解約時に返還されないことが確定されている金銭のこと。関東では、償却と呼ばれ、関西では、敷引きと呼ばれる。意味合い的には、礼金と同じ性質のものである。もっともらしく、償却と…

竣工

竣工とは、建築工事が完了すること。 建物建築の大まかな流れは、建築計画の作成⇒建築確認(建築確認申請、確認済証交付)⇒建築着工⇒中間検査(中間検査申請、中間検査合格証交付)⇒工事完了(竣工)⇒完了検査(完了検査申請、検査済証交付)⇒施主への引き渡…

新築

新築とは、建築後一年未満であって、居住の用に供されたことがないものをいう。不動産の表示に関する公正競争規約第18条(特定用語の使用基準)により規定されている。つまり、建築後1年未満かつ未入居の物件を新築と呼んで良いということ。したがって、…

礼金

礼金とは、賃貸借契約の締結の際に賃借人(借主)が賃貸人(貸主)に対して支払う一回払いの金銭のことである。原則として返還されるべき敷金や保証金などとは異なり、返還されないものである。 賃貸借とは、賃貸人(貸主)が賃借人(借主)に賃貸目的物を引…

パーティション(パーテーション)

パーティション(パーテーション)とは、仕切りの意味である。オフィス・執務室内を仕切り個室を造る際に用いる壁のこと。間仕切りともいう。会議室や応接室、更衣室などを個室として仕切る際の壁のこと。パーティション(パーテーション)は、大まかに4種…

レンタルオフィス

レンタルオフィスとは、デスクやチェア、電話機など什器等、ITインフラが備えられたオフィス・執務室を提供している貸事務所のこと。レンタルオフィスは、一般的に自前で賃貸事務所を借りるよりも低いイニシャルコストで借りられるメリットがある。そのた…

市松貼り

市松貼りとは、オフィス床のタイルカーペット素材の縫い目を利用し、縦目と横目を交互に市松模様に貼ること。これに対して、縫い目を同一方向に貼ることを流し貼りという。 市松貼り、流し貼りの選択は、各商品(ベーシックタイプやラインタイプ)により、推…

居抜き(居抜き契約)

居抜きとは、前テナントの内装をそのままの状態で引き継ぐこと。居抜きでの賃貸借契約を居抜き契約と呼ぶ。居抜き契約は、主に店舗(飲食店や小売店)などが多い。居抜きでは、内装や空調、厨房などの設備を引き継ぐことで、新テナントには、出店コストが抑…

制振構造

制振構造とは、建物の内部に何らかの制振装置(ダンパーなど)を組み込み、地震エネルギーを吸収するように設計された建物構造のこと。免震構造と比較するとコストは比較的安価である。 比較すべき、構造の概念として、耐震構造、免震構造と言われるものがあ…

免震構造

免震構造とは、建物と地盤との間に免震装置を付け免震層を造ることで、建物に地震エネルギーの伝わりを抑えるように設計された建物構造のこと。耐震構造と比較すると大地震時の揺れの抑えるため、建物へのダメージ室内への被害を抑えるメリットがあります。…

耐震構造

耐震構造とは、建物の構造(柱や梁)そのものが地震に耐えるように設計された建物構造のこと。耐震構造の建物は、 震度4から5弱の地震に対してはほぼ損傷を受けず、震度5強以上の地震に対しても倒壊を防止するレベルで造られています。地震に耐えられるよう…

天井高(天高)

天井高とは、貸室内の床から天井までの高さのこと。賃貸事務所において、天井高が低く感じられず、高くも感じられない高さは、2,500mm。これより低い場合は『天高が低い』、高い場合は『天高が高い』と表現される。 また、オフィスビルの場合は、建築方法に…

賃貸人(貸主)と賃借人(借主)

賃貸人(貸主)と賃借人(借主)とは、賃貸事務所の建物賃貸借契約における当事者のこと。 民法601条(賃貸借)には、当事者の一方(賃貸人)がある物の使用及び収益を相手方(賃借人)にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うことを約…

敷金(保証金)

敷金(保証金)とは、賃貸事務所の賃貸借契約の際に、賃料その他賃貸借契約上の債務を担保する目的で賃借人(借主)が賃貸人(貸主)に対して預託する金銭のこと。敷金(保証金)を称して預託金と呼ぶこともある。 敷金(保証金)は、預かり金であるため、消…

新耐震基準

新耐震基準とは、1978年の宮城県沖地震(M7.4、震度5)で甚大な家屋倒壊被害が発生したことを機に建築基準法(施行令)の改正による新しい耐震基準のこと。新耐震基準は、1981年(昭和56年)6月1日に施行された。この日以降に建築確認を受けた建物について…

ダイレクトイン

ダイレクトインとは、テニス用語では、予選を戦わずにいきなり本選に出場することを言いますが、貸事務所探しをしていて、出てくるダイレクトインは、エレベータホールがなく、エレベータを降りるとすぐに貸室内という造りのオフィスビル・オフィスのこと。…

預託金

預託金とは、賃借人(借主)が賃貸人(貸主)に対して、賃料等の債務に対する担保として、あらかじめ預託する金銭のこと。保証金や敷金を総称した名称のこと。 賃貸オフィスビルにおいては、ビルによって保証金として預託するか、敷金として預託するか名称が…

解約予告

解約予告とは、現在借りているオフィスの貸主(管理会社の場合もあります)に対して退去をする旨を通知をすること。解約予告は、賃貸借契約書の賃貸借期間内解約や中途解約などの条項により規定されている。賃貸オフィスビルの場合、6ヶ月前や3ヶ月前という…

2WAY・3WAY

2WAY、3WAYとは、床面のコンクリート内に配線用ダクトが埋め込んであるオフィスビルの床仕様のこと。 2WAY(2WAYフロアダクト方式) 電気配線用・電話配線用にフロアダクトが2本埋め込まれている床仕様のこと。2WAYフロアダクト方式という…

強行規定

強行規定とは、規定のうちで、それに反する当事者間の合意(特約等)の如何を問わずに適用される規定のこと。反対に、当事者間の契約などによって変更することが認められている規定を任意規定という。強行規定に反する契約など(特約など)の合意は法律行為…

借地借家法

借家関係に限らず、賃貸借関係一般について、民法601条以下に規定されているが、民法の規定だけでは、建物の賃借人(借主)の保護に欠けることがあるために、そこに修正を加える特別法が借地借家法である。 借地借家法は、建物の所有を目的とする地上権及…

賃貸借契約

賃貸借契約とは、民法第601条(賃貸借)に『賃貸借は、当事者の一方がある物の使用及び収益を相手方にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うことを約することによって、その効力を生ずる』と規定されている。この賃貸借をするための契…