オフィス移転の様々な場面で遭遇する『〇〇〇って何?』の疑問や『専門用語』『独特な言い回し』などオフィス移転に関わる用語を解説しています。

抵当権

抵当権とは債務者又は第三者が占有を移転しないで債務の担保に供した不動産について、他の債権者に先だって自己の債権の弁済を受けることができる抵当権者の権利のこと(民法第369条)。抵当権は、担保物件の1つである。つまり、賃貸借契約において、契約するオフィスビルに抵当権が設定されているということは、そのオフィスビルが借金の担保になっていることを意味する。それ自体に問題があることはないが、抵当権が設定された後に締結された賃貸借は、抵当権に劣後することとなります。したがって、民法第395条(抵当建物使用者の引渡しの猶予)いわゆる建物明渡猶予制度の適用を受けることとなります。